10月下旬、本来なら涼しく快適な秋のはずが、まだまだ暑さが残る中、母と妹と3人で熱海旅行に行ってきました。
父が他界してから母は一人暮らし。最近、「歩けるうちにどこかへ連れて行ってほしい」とよく話していたため、今回は母娘3人で1泊の小旅行を計画しました。
妹に会うのは何年ぶりでしょうか。彼女は現在、兵庫県神戸に在住。
私は特急踊り子、妹は新神戸駅から東海道新幹線、母は京都駅から新幹線に乗り、熱海駅で集合することに。
目的地を熱海にした理由は、母も妹も「1人での移動に自信がない」と言っていたからです。妹は以前アメリカに住んでいた経験があり、公共交通機関にも慣れていると思っていましたが、「新幹線の切符の買い方が分からない」「ICカードも持っていない」と話していて、少し驚きました。普段は車移動が多い生活とのことで、公共交通は都度切符を買っているそうです。
母も妹も新幹線に乗れば迷わず行ける熱海は、駅から近くに温泉やリゾート気分を楽しめる施設もあり、安心して過ごせる理想の場所でした。
私は2人の交通手段や時刻、切符の買い方まで調べてレクチャーし、当日は新幹線改札口で無事に合流。
交通手段を考えるのが楽しみのひとつの私は「行きは特急踊り子」「帰りは新幹線の自由席（ひかりorこだま）」というプランに。時間、価格、快適さのバランスを考えて決めました。
品川駅から 特急踊り子 えきねっとで特急割引チケットゲット！
新幹線 と 特急踊り子 所要時間
東京から熱海までは、主に3つの移動手段があります。
- 新幹線（こだま） ：約45分
- 特急踊り子 ：約1時間20分
- 在来線（東海道本線）：約1時間50分（20駅停車）
今回は、急ぐ旅ではありません。
移動中も旅の楽しみの一部。そこで選んだのが 特急踊り子です。
指定席で落ち着いて座り、窓の外に広がる風景を楽しみながら、人目を気にせずゆっくり駅弁を味わう――そんな時間が過ごせるのは、踊り子ならではの魅力です。
さらに、新幹線に比べて料金が抑えられるのも嬉しいポイント。
時間に余裕がある旅では、少しのんびりと、そしてお得に移動するのが何よりの贅沢かもしれません。
東京駅よりも品川駅からの乗車
東京駅⇨広い駅構内に多くの飲食店やお土産屋があり、選択肢が豊富でいいのですが、人がとてつもなく多く、人の波をかき分けての長距離乗り換えホームへの移動となるので、時間がかかってしまいます。
品川駅⇨コンパクトなので移動がスムーズ
駅構内の商業施設（エキュート品川など）もあり、東京に比べると店舗数と品物は多くありませんが、充分です。
また特急券は、東京駅より品川駅からの方が、100円ぐらいお安くなります。
切符は えきねっと 利用で割引！ ＜ JR東日本 ＞
えきねっと割引の種類
- お先にトクだ値：乗車13日前までに購入で、特急料金が30～50％割引。
- おトクだ値：乗車前日までに購入で、特急料金が10～20％割引。
品川⇨熱海（普通車指定席）の場合料金
| 割引種別 | 特別料金 | 乗車券 | 合計料金 |
|---|---|---|---|
| 通常料金 | 1,020円 | 1,980円 | 3,000円 |
| チケットレス（35%割引） | 660円 | 1,980円 | 2,640円 |
| チケットレス割引 | 920円 | 1,980円 | 2,900円 |
えきねっと https://www.eki-net.com/Personal/Top/Index
チケットレス35％割引は、先着順での金額になり、すでに売りきれ😭だったので、チケットレス割引920円を購入。通常料金より100円お得！
チケットレスは、切符を発行せずに予約購入するものになり、切符予約内容は、スマホアプリで画面表示されます。乗車券もSuicaでチャージしての乗車になるので紙の切符はありません。チケットレスですね。
踊り子６号 ８号車 海が見える窓側の座席を予約しました。
品川駅 踊り子 特急券はいつ見せるの？
駅なかエキュート品川で、特急踊り子内で食べる駅弁と飲み物を購入。
エキュート品川内 12番線エレベーターにてホームへ。
踊り子 時刻通り 到着！
日曜日だけど空いていました。隣の席も空いていたので、気兼ねなくゆっくりできました。
座席上の緑のランプが空席、赤のランプが予約席のようです。
私の頭上も赤ランプだったので、踊り子乗務員さんの特急券チェックの声かけはありませんでした。
チケットレスのため、一応スマホの画面にえきねっとのチケットを表示していたのですが、今回は必要なかったみたいです。
特急券がない方は、緑のランプの席に座り、乗務員さんに切符を購入すればいいということですね。
車窓を眺めながら(あいにくの曇り空）
エキュート品川で購入した アサリたっぷり深川めし弁当 ゴンチャのピーチティ（これお気に入り）
車窓からの海を眺め、1人ゆったり深川弁当を堪能してリッチな気分でした。美味しかったです。
母と妹 合流！
私が早めに熱海駅到着。
新幹線改札口にて2人を待ちます。
こんなところに 顔ハメパネルが・・・・誰もハメないね。
母と妹 無事合流しました。2人共、朝が早かったのもあってすでにお疲れモードです。
本日は日曜日。熱海駅前には多くの観光客でにぎわっており、特に関西弁があちこちから聞こえてきました。たまたま声の大きな方がいたのかもしれませんが、活気のある雰囲気に包まれていました。また、外国からの観光客の姿も目立ちました。
駅を出ると、海に向かって下る坂道が続きます。駅前には「仲見世通り商店街」や「平和通り名店街」、そして数多くのホテルがぎっしり並び、道路は狭く、大型バスと人が行き交いなかなかの混雑ぶり。
人気のプリン専門店は少し離れた場所にありますが、そこにも長蛇の列ができていました。どのお店も混雑していて、座って休憩することも難しそうだったため、少し早めにホテルへ向かうことにしました。
本日のお宿は
熱海駅から海に下り徒歩1０分程。下り坂なので楽にホテルに到着できました。
リゾーピア熱海 ⬅️ 公式ホームページへ
すべての部屋がオーシャンビュー！！
カーテンを全開にして 海の風景と波の音が楽しめます。
雨が降ってきたので、部屋でコーヒーを入れ菓子を広げて、ソファに深く座り、ゆっくり談笑をすることにしました。 女３人 直に顔を合わせるのは、本当久しぶりで、相談して決めなきゃいけない事や確認事項など色々あったはずですが、終始雑談で終わってしまいした。
まぁ、いつもこんなもんで決定は後回し、その事態になった時に慌てて即決断し行動する流れでやって行くのだろうと思っています。
雨が止み 晴れ間が少し見えたので、夕食前に熱海サンビーチにお散歩へ。
貫一お宮の像
尾崎紅葉の小説『金色夜叉』に登場する貫一とお宮の別れのシーンを再現した銅像です。
貫一とお宮は許婚同士でしたが、お宮が富豪の富山唯継に見初められ、富山家に嫁ぐことになります。この別れに際して、怒り心痛の貫一をお宮が追いかけ、蹴り飛ばすシーンが小説の中で描かれています。
この像は、明治時代の新聞小説、尾崎紅葉著「金色夜叉」の主人公の貫一とお宮の切ない二人のすれ違い、愛情、悲しみが始まった象徴的な場面であるため、物語を忠実に再現したもので、決して暴力を肯定したり助長するものではないようです。
熱海サンビーチ 空に雨雲が広がりその色が海にも映り一面グレーの景色になった1日でした。
晴天だったら青い空と青い海を太陽がキラキラと照らし、 インフィニティ太平洋が見えていたのでしょうね。
あいにくの 天気でしたが、階段や砂浜には、アベックが数人座っていました。おばちゃん達が、邪魔するのもよろしくないのでその場から静かにホテルへ戻りました。
ホテルに戻って次は、屋上にある露天風呂へ。
大浴場、レストラン、フロントへの部屋からの移動はすべて外廊下に出てからになり、リゾートマンションをホテルにしたような建物でした。
雨風が酷いときは、傘が必要です。廊下は雑木林に面しているため、虫達がね…。
屋上大浴場でも、太平洋が望め景色は抜群でした。暗くなる前に入浴するのがいいですね。
お風呂の後は、お食事へ。同じホテル内にあるレストランへ移動です。
熱海に来たなら海の幸を存分に味わいたい所ですが、母と妹は、お刺身などの生ものが大苦手なので、海の幸を避けた「Bistro Buffet（ビストロ ブッフェ）」のレストランを予約しました。
ハーフブッフェスタイルで、メインのお皿（ローストビーフ）と約30種類のイタリアンやフレンチ系の料理がいただけます。
お刺身などの生ものがないレストランだったので、外国の方が多かったです。
こちらのホテル 海の幸が楽しめる日本料理もありますよ。
朝食は、コンベンションホール マーメイド でバイキンをいただきました。ちょっとしたお刺身や釜揚げしらすなどがあったので、ご飯の上にのっけ丼にしていただきました。お魚食べられて美味しかった！
こちらのホテルは、リゾートトラスト（東証4681）株主優待として割引券があるようですね。高級リゾート施設を展開しているだけに、その優待内容にも魅力を感じます。
私もいつか、この優待を受け取れるほどの株主になってみたいものです。
現在は、少額投資を中心に、手が届きやすい銘柄で株主優待を楽しんでいます。日々の生活の中でちょっとした特典が届くのは、小さな喜びです。
今回のホテルは、楽天トラベル から予約申し込みしました。
太平洋を一望できる素敵なリゾートホテルでした。
しかし、海に面してホテルが建てられているため 時より波がテトラポット（波消しブロックだけど）と壁に当たって ズボーン〜！！ と就寝時 静かになった部屋によく聞こえてくるんですよね。
私と母は、全然気にならなかったのですが、妹は眠れなかったようです。
気になる方は、海に面したホテルは避けた方がいいですね。
翌日朝 小雨☔️
チェックアウト後は、ホテルの送迎バスで熱海駅まで移動しました。
海辺に建つホテルから熱海駅へ向かうには、山道の坂を上る必要があるため、送迎バスの存在がとてもありがたく感じられます。
なお、この送迎バスは予約制となっており、チェックイン時に事前予約しておくのが安心です。混雑時期や時間帯によっては満席になることもあるので、早めの手配がおすすめです。
熱海・来宮神社（きのみやじんじゃ）へ
熱海駅から熱海の街を散策しながら 徒歩20分程で 来宮神社 へ到着！
並行移動だったので、少々の坂はありますが丁度いい距離でした。
静岡県熱海市に佇む来宮神社は、古くから「不老長寿」「心願成就」のご利益で知られる由緒ある神社です。
特に注目されるのが、境内にそびえる樹齢2000年を超える大楠（おおくす）。国指定天然記念物の神木の周りを一周すると、寿命が延びる、願いが叶うといわれいます。
境内は清らかな空気に包まれ、夜にはライトアップされた神秘的な風景が広がります。
おしゃれなカフェやモダンなお守りもあり、伝統と現代が美しく調和するスポットとして、若い世代からも支持を集めています。
雨がぽつぽつと降り出した帰り道、ちょうどいいタイミングでバスが来たので、そのまま吸い込まれるように乗り込みました。
バスは一度、海沿いまで下ってから再び坂を上り、熱海駅へと向かうルート。景色は良いものの、思ったよりも時間と運賃がかかってしまいました。
実は、JR来宮駅から電車に乗れば、熱海駅までわずか2分。ですが、運行本数が少なく、1時間に1〜2本程度しかないため、タイミングが合わなければ不便に感じるかもしれません。
それぞれ帰宅の途につく
お土産には、話題の熱海スクエアシュークリームを購入しました。見た目がユニークな四角いシュークリームで、見た目にも味にも満足です。
本当は人気の熱海プリンも買いたかったのですが、平日の月曜日にもかかわらず、前日と変わらない混雑ぶり。残念ながら今回は断念しました。
次回こそは、熱海プリンもゲットしたいと思います！
楽しかった旅もあっという間。晩御飯までには自宅に着きたいと思い、熱海駅でそれぞれ自動券売機を使って新幹線の切符を購入し、帰路につきました。
やっぱり新幹線は早くて快適！
短時間で目的地に着くそのスピードに、改めて感心しました。
駅からすぐでアクセスも抜群な熱海。久しぶりに母と妹とゆったり過ごせて、心がほっとする時間でした。
次は、夫、息子、娘とで熱海旅行を計画して、温泉と美味しい海の幸を楽しみたいです。
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